2020.2.2(27)

secret 

まず俺は
この学年津西高校野球部31期生
最上級になり
14人残った
一つ下の学年

特に俺は
向田

という小柄な選手が好きだった
この選手は
守備が上手いのだが

この津西高校野球部というのは
廊下で先輩に会った
監督に会った
としても
すぐ立ち止まって
ピシッと
規律?
整列
姿勢を正して

ちゃっす!


礼をして
挨拶をしないと
いけない
のだ。

つまり
それも
礼の角度も決まっている
斜め45度より
少し上
辺りで
相手の目を
見て
まず
真っ直ぐ立ち止まる
そして

ちゃっす!

と礼をする

それも
おはようごさいまっす!
とか言ったら
駄目なのだ
言い方
があるのだ

しゃっす!!

みたいな感じだ
初め入ってきた時に
この部活
野球部に
先輩から
厳しい指導がある


いや。言い方が少し
とか

もっと目を見て

とか
立ち止まってから

とか
徹底されている

そして
挨拶は上手くいっていない
人は
先輩に影?とりあえず話され
後で
注意
される

そして
一つ上の学年の先輩が
全員それが
徹底されるまで
挨拶指導は続く
つまり
これが無理で
辞める人も
いる

のだ
つまり
4月で入ってきても
徹底されるまで
6〜7〜8月になっても
挨拶指導は
続く
のだ。

そして
全員
整ってきた辺りで
この話
会話が先輩から
なくなりだす

こういった伝統なのだ。

そして
俺らの一つ下の代が入ってきた時に
俺らの学年が指導を
しなければ
いけなくなる

そしたら
大体
4月で入ってきた
当時1年生部員
28人程
いた
このメンバーは
俺らの学年程
人は
辞めなかった

そして
大体4月終わり
5月頭位で

挨拶が整い出すのだが

この向田
という選手
一つの下の学年の後輩

いつまで
経っても
挨拶を
しなかった

先輩とは
必ず目を合わせないようにして
先輩がいると
サッと逃げる
ように
廊下でも
隠れる
一人だけ
そんな
後輩
選手
だった

しかし
守備は

上手い
のだ
というか
俺が好きな
タイプの守備なのだ

松田茂明は
分かる
と言う。

この人は
中学時代
硬式野球チーム
高校野球を見越した
硬式野球チームの出身
津ボーイズ
というチームの出身だった

そして
一つ下の学年というのは
皆野球が上手かった

そして
この向田は
一人最後まで
挨拶
をし続けず
頑張った

俺はこれが
好きだった

頑張れ
と応援していた

いつまで
いけるかな

と思っていた

28人部員がいる中
もはや一人だけ
なのだ

挨拶をしないのが
しかし
皆気付く

俺らの学年も恐らく気付いていて
松田茂明は
知らなかったと言っている

同学年も皆気付いていて
と思ったが
気付いていないようだ

俺は気付いていた。

で、俺は頑張れと
思ったのだ

俺こういうの
好き
なのだ。

そして
本当に挨拶したくないんだな
確かに守備のクオリティ落ちる
もんな
と思っていた

しかし
5月終わり
6月頭辺りで
とうとう
向田も
妥協
して
挨拶を
し始める

俺は
よく辞めなかった


と思った。
俺は
辞めるかと
思った。
どっちを取るのかな

思った。

やはり
向田の守備のクオリティは
落ちた。

しかし俺は好きな
守備
選手だった。やり方だった。

向田に尋ねると

だって赤塚先輩が辞めさせてくれないんだもん
と話す

赤塚大賀は
俺も頑張れと思っていた
と話している。



一つ下の学年は
入ってきた時から
上手かった

松田茂明は
この学年の方が上手かった
と話している。

俺からすると
出身中学ばかりを気にしていた

松田茂明から言わすと
中川恵一は出身中学しか気にしてないんだよ
と言う。

とりあえず進めると
一つ下の
主要選手

佐野ちゅうま 
西郊中学校
すぐ4番のレギュラーを取る選手だ
飛距離が凄く
大柄な選手で
ホームランも多かった

葛西
ゼッツ
硬式野球チームの出身選手
松田茂明は
全然上手くないんだよ。こいつは。
と言う。
俺は上手いと思う

松田茂明は
だから出身中学しか君は見ていないんだよ
と言っている

しかし
注目されている選手
だった

吉田
この人も硬式野球チーム出身
この人は大学野球までする
俺はこの人も上手いと思った

松田茂明は
全然なんだと話す。

斎藤
この人も恐らく硬式野球チームの出身だった
すぐ2年生でレギュラーを取る
そしてバッティングも良く
打率も良く
人柄も良く
夏の大会もスターティングメンバーで
出場する
俺は上手いというか勝てない
と思った。

松田茂明はこの人はまあまあ
と言う。
とりあえず斎藤はまずそもそも野球のレギュラーで試合に出たいと思っていないんだから
これは中川恵一が斎藤を野球下手で
作らないといけないんだ
と言っている
それなのに
中川恵一が斎藤上手い、上手い、俺勝てないとか言うのだが勝たないといけないのだ
と話す。
人柄が良いのは分かる
と話す。

向田
俺はこの選手が個人的に好きで
硬式野球チームの津ボーイズ
出身だった

松田茂明はこの選手は上手いとかじゃない
中川恵一が好きなのは分かる
と話している

伊藤あつし
この人も硬式野球チーム出身だった
3年生が抜けるとすぐに1番サードで
レギュラーを取る
俺らの学年とこの学年2学年になった
チームで
この人も俺は上手いと特にバッティング

松田茂明はこの人は上手い
と言う。特にバッティングは滅茶苦茶上手い
と言う。中川恵一より思っている
と話す。

永井
この人も硬式野球チーム出身だった。恐らく津ボーイズだったと思った。
左投げのピッチャー
俺は上手いと思った。

松田茂明は
全然だ。中川恵一も本当は上手いと思っていないだろう?と話している。

俺は困る。

こういったメンバーが主要メンバー
だ。

松田茂明は
もっと上手い人沢山いた。
寧ろこのメンバーじゃなく
このメンバーと中川恵一が言っていないメンバーの方が上手い。
しかし
中川恵一に言っても分からない話だ。
レベルだ
と話している。

溝上とか
田中とか
上手い

溝上とか
滅茶苦茶上手い
と松田茂明は
話す
しかし
中川恵一は
出身中学ばかりを見ているから
分からない
と話している

小澤とか滅茶苦茶上手い
と話している。

俺は小澤は
良い人だと思っていた。

一つ下の学年は
結局
何年振りかの
津西高校野球部
夏の大会
初戦敗退
だった。

俺は
何であんな強いチームが
初戦敗退なんだ

思った

松田茂明は
順当だ
順当すぎるわ。
全部中川恵一のせいだと話している。

俺は
とりあえず笑うしかないのと
分からない。

松田茂明は
中川恵一は高校に入ってきた
高校野球に入ってきた瞬間の
1
で作ろうとしていた
それは分かるが
もっと前も

あるのだ
そこが見えていない
これが中川恵一の野球のレベルだ

話している。

松田茂明は
山添は
良いんだ

と言っている

上手いとかじゃない
良いんだ

しかし
山添は
中川恵一に付いていこう
とした
中川恵一に付いていっては
いけない
のだ
いけないと言っても
分からないが

普通の人が
あんな事したら

死ぬ

のだ。

あれはやってはいけないのだ
本来

これは奇跡というか
革命
というか
ない
んだ


中川恵一は
本来
あれは
死ぬ
ルート

やり方
だと。

言っている。


松田茂明は
まずこの学年なら


村田はるき監督が真面目な
顔で

まずミーティング
今日長田拓磨は
打っても良いか
いけないか
とかを
本気で
やるんだ


そして
皆が
駄目
駄目
と言う

そして
監督が真面目な顔をして

長田
サードゴロだ

とか言う
こんな感じでやるんだ
と言っている。

こうすると

勝つ

んだと
結果全て。


中川恵一今
長田拓磨 無理っす
と言って無理な打球
飛び込まない


向田は
中川恵一に向かって

無理な打球もどんどん
飛び込むから

無理なボールをボーッと見てた方が
良いんじゃないかなと
僕は思いました

と言う

中川恵一 今 →長田拓磨
=
向田 → 中川恵一

だ。



松田茂明は

赤塚大賀は出る
ずっとスタメンレギュラーで
出続けないといけない

大寺力も出る
ずっとスタメンで
出続けないといけない

中川恵一は打ってはいけない
何も考えない

こうすると
勝つ

んだ
と話す。

中川恵一は
俺の投げ方の投げ方終わりが
H2の国見ひろ

似ていて
そこが気に入らないらしいが

アホか
と思う。

赤塚大賀は
分かるー!分かるー!笑
と言う
あの村田監督が
こうやって投げろって言った
後でしょ?
と言うと
中川恵一はそうそう
と言う

この二人のやり取り

放っておくしかない
二人で
楽しんで
いる。


松田茂明は
岩瀬ひろしは
一切試合に使ってはいけない

田端ゆうたは
初めからずっと
スタンドの事しか
考えて
いなかった

ミーティングは傑作だった

話している。

松田茂明は上の学年は
全部駄目だ
と言っている
中川恵一は
上の学年が
好きすぎる

話している。

松田茂明は
こうすると結果
全て上手く
いくんだ

話している。

ただこれを一般の生徒にまで伝えれた
中川恵一は
凄い

と話している。



松田茂明は
上の学年は全部駄目だ。

あんなもん全て反発しないといけないんだ
と。

中川恵一はあれは反発なんだ

言っている

あれが
中川恵一の

反発

なんだ

と話している。 

下の学年は 
俺らの学年が抜けると 

吉田がキャプテンになった 
松田茂明から言わすと 

皆が無理 
もうエラい 

吉田 
吉田 
吉田 

と 
吉田がキャプテンになったと 

この学年は傑作だった 
と話している 

後輩も皆思っているはずだ 
と話して 
いる 

監督は 
関係ない 

初めから 
監督は関係ないのだ 

木 
なのだ。 

と。 

この学年は全員納得の 
板倉勇気キャプテン 
中川恵一と板倉勇気二人で 
全て 
動かし 
佐藤だいしは 
少し 
寂しそうに 

しかし 
ヒット、ホームランを 
量産 
し続ける 
これは 

傑作だった 
と 
話している。